腰痛患者の働く上での問題点

腰痛に悩む男性

結論:腰痛だけでなく「社会性」の治療が必要となる。

腰痛は単に腰が痛いだけの病気ではありません。とかく腰痛で着目されるのは、腰の「治療法」や、「対処法」だと思います。
腰のマッサージ
例えば治療家の先生でしたら、
「どうやって腰痛患者をマッサージするか?」
と、治療法ばかりに着目します。ところが、それと並行して治療に取り組む必要があるものが「社会性」です。

社会性

腰痛患者は、腰の治療だけしても、仕事に復帰するのは難しいです。腰痛の期間が長引くほど、社会復帰が難しくなってしまうのです。

腰痛患者は「引きこもり」になりやすい

腰痛は全般的に、闘病期間が長引くほど、「引きこもり」を起こすとされます。
引きこもり
今現在、整形外科などの治療に携わる者達が扱うマニュアルとして、「腰痛診療ガイドライン」があります。ガイドラインは、世界中の腰痛治療のデータを統計して、今現在の医学的な見解を取りまとめています。このガイドラインでも腰痛によって仕事を休む期間が長引くほど社会復帰が難しくなる旨を指摘しています。

健康な多くの方は、働けない腰痛患者のことを腰の怪我だと考えます。
何年も休んでいる話を耳にすれば
「腰がよっぽどひどいのだな!」
と、思われます。もちろん、腰の痛みもあるでしょう。しかし、それ以上に腰痛によって休職期間が長くなったり、働けない期間が長くなったりすることが問題です。ブランクが空くほど社会復帰が困難になります

社会的ブランク

社会的ブランクがどのように問題となるのか?例えば、一日や二日仕事を休むぐらいでは、どうもありません。しかし、闘病期間が1年、2年と長引くとどうでしょうか?だんだんと社会復帰が怖くなりませんか?

現実に主婦の多くは、妊娠や出産を期に家庭に入ります。家庭に入って、子供が小学校に入学するまで専業主婦として、6年以上仕事を離れます。6年も仕事をせずに専業で主婦をしていると、「家庭」では、主婦としての役目を存分に果たせます。ところが、会社で働いたり、パートで勤めに行くと、不安を抱きます

誰しもそうですが、「自分の慣れ親しんだ世界」には自信があります
自信のある人
例えば、主婦の皆さんは、料理の腕や栄養に関する知識は豊富でしょう。例えば、私たち治療家は腰痛や医学的な内容には自信があります。患者さんからどのような質問を投げかけられても100%答えることができます。

ところが、自分の得意としない世界が必ずあります。例えば、外国に行ったことのない人は大勢います。日本から一歩も出たことのない人に、
「知らない国に行きたいか?」
と質問をすれば、拒否するはずです。
「無理ムリ・・・一人ではとても行く気がしない」
と答えるでしょう。誰しも得意な分野と苦手な分野があります。

腰痛患者もこれと同じです。闘病期間が長くなると、腰痛による生活の障害に相まって、働くことそのものに不安を抱くようになります。腰痛の場合問題となるのが、生きるために不可欠な仕事が出来ないことです。

例えば、「外国に行けない」ぐらいでしたら、日本にとどまればいい話です。自動車の運転が怖ければ、電車に乗れば済みます。代わりの方法があるものは、避けて通っても成り立ちます。

しかし、仕事に関しては、生活の糧を得るためにどうしても避けられないです。

幼少からの腰痛持ちもある。

腰痛持ちで、闘病期間が長い方だと、幼少から腰痛を抱えているケースも多くあります。小学校や中学校でしたら、「退学」させられることはありません。なんとか自宅で療養しながら勉強できます。ところが高校や大学で腰痛が発病すると、通学が困難になり退学するケースが多くあります。

また、幼少から腰痛持ちだと学校に行けませんし、勉強を教わる機会を失います。そして、働けず、就労の機会なく年月が経過していきます。

いま、このホームページをご覧になっている大半の方が大人です。意外かもしれませんが、生まれて40年以上、腰痛によって一度も就労できない方もいます。
中年で働けない人

社会的なブランクが長くなると、自分よりも若い人に仕事を教わったり、年齢の差が大きくて職場の輪になじめなくなります。

腰痛で就労できない方々を、仮に治療によって治したとしましょう。果たして上手く社会復帰できるのでしょうか?できるはずがありませんよね。腰痛の治療は、腰の痛みだけを除去しても治りません。社会的なブランクがあります。適切にブランクを埋めて、社会復帰できるための自信をつけていただくことが治療に不可欠です。

そのための方法を皆さんと一緒に考えて行きたいと思っています。どうか私と一緒に、腰痛を治しましょう。そして、働けるようになり、毎日をビールの乾杯で労える日が来るようにしましょう。
ビールの乾杯

仮に小学校から不登校になった方でも心配いりません。僕たちと一緒に復帰を目指しましょう。そして、皆さんに一つだけ、知っておいていただきたいことがあります。

仕事は楽しいです。

僕は働くことが大好きです。毎日働いて、一日も休まずとも飽きずにいられます。社会復帰に不安を抱く方も心配いりません。復帰は段階的に取り組めばきっと誰にだって出来るはずです。

仕事関連

「仕事関連」をさらにジャンルに分けます。

介護

仕事での腰痛対策

職業別

腰痛による職業問題

腰痛での進退・休み

職業選択・転職

息抜き